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Zeroing Out: rants against the radio culture (ja/en)

ラジオ文化に対する所感と諦観

Dated articles

20230408

IC-705を使ってみている

先日ICOMのIC-705を発表後3年にして入手することができた。早速使っている。

基本性能は10Wの固定機同様

構造上の10W出力制限を除けば、昔のIC-7000に劣らない性能であり、USB制御もflrigやJTDXで問題なくできる。よくできた機械。これにリニアアンプつけて云々というのはあまりやる気にならない。やっている人はいるし、スプリアス特性を見るに-70dBcはクリアしているので問題はなさそうだけど。内蔵電池だと5Wまでというのは納得できる。10W連続運用だとファンを付けてやる必要がある。バッテリーケースを改造してファンを内蔵している物が売っていたので長時間運用には便利に使っている。

付属のスピーカーマイクは要らない感じ。ハンドマイクにしてほしかった気がする。サードパーティーでまともなハンドマイクを出したら売れそう。本体内蔵のスピーカーは非力なので、外部にスピーカー付けたほうがいい。モービル機のスピーカーで十分だと思う。CQオームのOHM-980SPXを使うといい感じの音になる。そしてヘッドホンの設定をしてやるとヒスノイズが出てこないのがよい。

送受信の基本性能は申し分ない。2m SSB、70cm FM共、世田谷区から普通に神奈川県各地と交信できた。30mのCW、FT8も大丈夫。10m FT8ではブラジルと米国と交信できたので、これ以上は望めないだろう。flrigはリグの種類ごとに過去の値を記憶しているので、IC-705とFT-710と付け替えるのは楽にできる。Ubuntu相手だとオーディオデバイスもUSBシリアルデバイスも一発で認識した。

FM放送受信機能がついているのはとてもありがたい。ステレオ受信できればなお良かったのだけど。

この機能のものがこの大きさでこの値段というのはお買い得だと思う。

よくわからない俗説

IC-705については、ユーザーが多いせいか、いろいろなことを言っている人達がいる。その中にはよくわからない言説もある。

SSBの変調がダメだという話がある。確かに付属のスピーカーマイクそのままで既定値で使うと、モゴモゴするかもしれない。とはいえ、モニターしないで音作りもしなければ、モゴモゴするのはIC-705に限った話ではない。世の中のマイクロホンには近接効果というものがあって、それでなくてもSSBは低い音声周波数をカットしてカリカリにしてコンプレッサーをかけないとまともな音にはならない。音質調整で低音をカットしてそれなりにコンプレッサーをかければ普通の音にはなると思う。別の受信機でモニターしたらわかるのではないか。送信時の音質調整はモード別にできるのだから、低音のカットぐらいして欲しい。もしかしてそういう知識がないのかもしれないが。

アパマンだと出力が足りないという話も見る。出力が欲しいなら、IC-705じゃなくて、IC-7300(M)かIC-9700を調達したらどうだろう。別に八重洲無線のFT-891でもFT-710、あるいはFT-991Aでもいいのだが。外部増幅器を付けるという方法もある。リニアアンプを付けて1Wから500Wまで増力して使っているという米国の例もあるくらいだから、技術的にできないわけではない。

IC-705ではDXができないという言説もあるが、事実に反していると思う。何がDXかというのは考え方次第であるとはいえ。物理法則が変わるわけではないから当然10Wの限界はあるが、すでに10m FT4にて地上高8mの2.2m長ホイップと組み合わせて、ブラジルで東京からの電波はコピーされて交信は成立している。6m FT8でも2.2m長ホイップでオーストラリアと交信できている。これらがDXじゃなかったら何がDXなのかという気がする。「アパマンには無用の長物」とかいう人もいるが、適材適所ということを考えたことがあるのだろうか。そもそもWSPRでは5Wあれば海外まで平気で飛んでいくのだし、出力だけでDX云々を論じるのには無理があるだろう。

「送信できるBCLラジオ」という言い方もあるようだが、それをいえば、中波帯や短波帯を受信できる今の無線機のほぼ全部がそうなってしまうだろう(笑)。私もFT-710は、いにしえの通信型受信機へのオマージュを込めて買ったようなものだ。IC-705はもっと小型で扱いやすいし、FM放送も聞けるから、まさにBCLラジオそのものという言い方はできなくはないが。卑下する必要はないだろうと思う。

そんなわけで、つくづく世の中の人達の視点の狭さには呆れるばかりである。正当な根拠のない意味不明の主張に時間を割いている暇は私にはないのだけど、Twitterを見るとときどき上に述べたような言説が出てくるので、書いておいた。

日本/欧州/米国モデルの違い

日本は特に144/430MHz帯でのオフバンド規制がうるさい。そのためIC-705でも日本モデルだと144MHzから146MHzしか扱えない。米国で使うなら米国モデルでないとリピーターで使われている146MHzから148MHzへのアクセスはできない。もっとも、日本モデルを欧州に持っていっても、国や地域によって許可される周波数が違うことには注意しなければならない。各国で許可されている周波数は違う。

20230312

しがらみのない12m/10mバンド

日本のアマチュア無線ではナナメガ(40m)とか6mとか2mとか70cmとか必ず自称警察がいて 中にはメールで要らぬ注意をしてくるのまでいて(私も2020年以降一度やられたことがある)、 実に面倒なのであまりそういうところでは電波を出さないようにしている。 言い換えれば、そういう文句を言う人がいないバンドだと運用しやすい、ということはあると思う。

先月2023年2月からの1ヶ月間は太陽黒点数が多かったこともあって、 あまり出ていなかった12m/24.9MHzと10m/28MHzで積極的に運用するようにした。 ビームアンテナを振り回している富豪の皆さんにはかなわないが、 それなりに成果は出たことは素直に喜びたいと思う。 ヘンな自称警察のいないバンドは気分が楽である。 一度だけLIDQSYとか絡んできたのがいたが、こちらに落ち度はないので華麗にスルーした(笑)。

おかげで10mのDXCCはconfirmed entitiesを10個増やすことができた。ありがたい。 過去の無線活動でろくに太陽黒点の最盛期の恩恵に与れた実感がなかったのだが、 昨年2022年からのオープニングはようやくその実感を伴ったものになりそうである。

ラジオの音

ソフトウェア受信機(SDR)のラジオの音、特に短波のそれはイヤだという人達が多いけど、 そういう人達は受信音声にIIRのLPFを入れるなり、 パッシブなLC/RCフィルタを作って入れて高域を下げたらいいと思う。 位相が揃っていて音圧のある音をなまらせるのは誰にでもできるけど、逆はまず無理なので。 FM受信機の高域はディエンファシスが必要なのは電話級じゃなかった4アマの教科書にも出てるし、 自分でやったらいいのにと思う。

そもそもSDRのベースにあるFIRフィルタの良さは帯域内の直線位相の保証にあるわけで、 その音を受け入れられないんだったら何か対策を自分で考えるべきだと思う。 アマチュア無線とかラジオが好きなんだったら多少は技術の心得もあるんだろうと思うし。 文句を言う前に自分で実験してみればいいのにという所感を禁じ得ない。

20230311

ソーシャルネットワークのblockとmute

ソーシャルネットワークにてblock/muteするのは、 基本的に気に入らない相手からの雑音が入ってくるのを減らしたいからで、 自分の書いていることについて遮断できるからだとは思わないほうがいい。 自分の書いていることに自信がないからblock/muteしているわけではない。 変なことをいう自称警察みたいなのがいっぱいいるからblock/muteするというのが実情だろう。

現にTwitterではblockされていてもpublic Tweetであれば ログインしないで読めば読み放題であるという状況だし、 Facebookも同様である。 この程度のこともわかっていない人達が日本のアマチュア無線家にはどうも多そうである。

D67AA

いつもお世話になっている方がD67AAとしてコモロ諸島から単身電波を出している。 一人でたくさんの荷物を持って動くというのは私にはできないのでただただ尊敬するしかない。 2週間弱の運用期間らしい。

幸い私の弱い電波も15m FT8 Fox/Houndにて拾っていただけた。ありがたい。 まずは無事の運用、そして無事の帰還を祈るのみである。

20230310

JJ1BDX 開局47周年

1976年3月10日にJJ1BDXの移動局の免許を受けてからもう47年になる (実際の運用は無線局免許状の到着が遅れたのでその3週間ぐらい後から始めたと思う)。 最初に6m/50MHzから始めたのは間違いだったと今なら自信を持って言えるのだけど (最初から40m/7MHzの欧文電信でもやっておけばよかったと思う)、 当時はソーシャルネットワークとしてのアマチュア無線の側面も大きかったから 6mバンドで出たのは仕方がなかったかもしれない。 その年の後には2mバンドでも遊んでもらったけど、 結局11月ごろに中学受験のため全部一度止めてしまった。

短波運用をまともにできるようになったのが2002年からで、 しかも東京に戻ってきてからの短波運用は2020年からであることを考えると 実質開局21年ぐらいの気分である。 限られた設備でやってきたこともあって、正直運用結果に大したものはない。 とはいえ、2023年2月からの1ヶ月ぐらいは、ハイバンドのオープニングもあって やっと最低限の人並みの無線局として運用できたというところだろうか。 これもFT8/FT4あってのことなので、技術の進歩には素直に感謝すべきだろうと思っている。

20230221

Bouvetøya

もう終わった3Y0JのDXpeditionだけど、FT8だとホイップで信号はこちらでも見えたので、 なんとか交信できた人達は多いだろうと思う。でもあの大規模なパイルアップを捌くのはFT8には向いていない。 1局の交信に最低60秒かかる時点でダメだろうと思う。CWの大パイルになったのは正解だったのではないか。 現地の時計が狂ってたりいろいろ問題はあったとは思うけど、まずは無事に帰還できることを祈りたいと思う。 この記事を書いている段階ではまだ島から大陸には戻れていないようだから。

SHF帯

ICOM IC-905の発売に際して「俺のSHF帯に土足で上がり込むな」とのたまった爺がいたという話を聞いた。 そういう爺からは免許を取り上げていいんじゃないかと思う。 そもそも電波は公共財であり、ましてやアマチュア無線では私人の所有権や管理権が設定されているものではない。 なにしろ誰も使っていない周波数領域がSHF帯にあろうものなら今やIMS(ケータイ)の人達が放っておいても獲りに来る。 ICOMには会社なりの思惑はあると思うが、衰退しているアマチュア無線の世界で新しい機材を出そうという企画に、 冷や水をかけるようなことは言うものじゃないだろうと思う。 といっても、私はSHF帯の技術には興味はあっても、アマチュアとして使うことにはあまり興味はない。 むしろIoTなりより一層発展させるべきインターネットの社会基盤としてSHF帯は今後も使っていくべきだろうと思うからだ。

設備共用ならぬ設備強要

富豪設備のアマチュア無線局の免許人に、俺にも使わせろと設備共用を強要してくる変なのがいるらしい。 こういう輩は言語道断であり、遠ざけるに限る。強要は刑法223条の罪である。 そもそも設備共用は無線局の開設同意と同様に信頼関係の上に成り立つものであり、 誰かに強制されるものではないと思う。 私もかつて設備共用をお願いしていたことはあったが、運用の機会がなくなったことを理由に、設備共用を終了した。

CQハムラジオ誌の読者の平均年齢は60歳代

最近CQハムラジオ誌を立ち読みする機会があったのだが、読者投稿の平均年齢は60歳代のようだ。 要するに過去40年間ぐらい平均年齢が毎年1年ずつ上がっているということだろうか。 もうCQハムラジオ誌にも別冊CQ Ham Radio QEX Japanにも自分は寄稿することはないと思うが、 この高齢化の事実を突き付けられるたびに自分の身の振り方を考えてしまう。そういう自分も58歳に近い。

20230203

バルコニーのアンテナの限界

過去47年近く無線をやっていて最大の制約になっているのはアンテナである。 なにしろ短波は日本の住宅の寸法に比べて波長が長すぎるので、1/4波長の長さの輻射器すらろくに確保できないのが現状だ。 これをどうするかといっても妙案はない。物理は裏切らないが絶対に人間の都合には忖度しないからである。

今の2.2m長モービルホイップをバルコニーから水平ちょっと斜め上に出している運用形態は、正直なところ、 1980年代前半に似たような場所でやっていた、竹竿にワイヤーを這わせていた運用と同程度の運用でしかない。 違いがあるとすれば比較的正しく整合が取れていることだろうか。そうでなければ送信出力は満足に輻射されないので。

とはいえ、構造物を外に出す際は、落下等起こさないように固定できていないといけない。 そのことを考えると、アンテナをあまり大きなものにすることもできないのが、現在の悩みだ。

Twitterの日本語のアマチュア無線の世界と「バカ息子」達

もうtweetはしなくなってしまったが、日本語のTwitterでのアマチュア無線に関する話は、いくつか定点観測している。 懲りない「バカ爺達」(私より年代が上の人達)と懲りない「バカ息子達」(私と似たような年代の人達)の活動は、 いつ見ても面白いと同時に、この人達は無線しかやることがないんじゃないかという哀愁を誘うのである。 もちろん私もかつては似たようなバカ野郎として定点観測されていたのだろうという認識は持っているが(笑)、 幸い無線しかやることがないという状況に陥ったことはない。

基本日本の人達は井の中の蛙というか、「他人にメーワクをかけない」という小中高教育での洗脳のおかげで、 自分がより大きな世界の中でどの位置にあるのかということを意識する能力が低くなっているように思う。 そしてその上に人口の2%しか満足に英語ができず、海外渡航の経験のある人達も少ないので、 日本語の世界だけにいるとどんどん認識が歪んできて世界が狭くなるという例をイヤというほど見てきた。

昨年2022年9月に「夢の図書館」にて、ラジオの製作やHam Journalといった雑誌のうち 古いものを閲覧する機会に恵まれたのだが、上に書いた「バカ爺」や「バカ息子」達は1980年代、そして1990年代前半から 今とあまり変わらないような活動をしていたことを確認できた。 このことを「進歩がない」と言い切る気はないが、 それだけ日本のアマチュア無線の世界は変化していなくて停滞しているというのは事実だろう。 基本多くの人達が国内運用だけにしか興味を持っていないし、 海外交信はできてもその先の海外のコミュニティとのつながりを作るところまで行かないのが現実じゃないかと思う。 紙のカードに固執して最新のconfirmationのやり方に対応しないJARLはその極致だし、 各種ソフトウェアのユーザーにはなれてもそれらの修正もできないおよそ技術者を名乗る資格のないただの消費者が全体の99%であろう (もっともこれは日本に限った話ではないかもしれないが)。

せめて自分は「バカ息子」(笑)にならないように、最新の技術に対して自分の知力で貢献していく、ということだけは忘れないようにしようと思う。

20230124

バリコンあるいは可変コンデンサ

高周波用の可変コンデンサ(最大容量で数十から数百pF程度)は機構部品になってしまうため入手も取り付けも容易ではなくなっている。 中波やFMラジオ用の可変コンデンサの代表だったポリバリコンも世の中からなくなりつつある感じを受ける。 伝統的なアンテナカップラーあるいはアンテナチューナーそのものがもはや希少品種になりつつあるようだ。

そんな中で村田製作所の「バリアブルキャパシタ」という 面白そうな部品を見つけた。詳細データは開示されていないが、13.56MHz用と書いてあり、 22pF - 45pF、あるいは45pF - 90pF程度の容量を確保できるらしい。 容量調整用端子には交流は印加するな、とあるので、いわゆるバリキャップダイオードとは違うのだろうと想像する。 流通してくれば短波の実験には使えるかもしれない。

ただ卒直な話今後同調回路を集中定数で作ることはなかなか大変になりそう。

20230123

あらためて追悼: 高橋幸宏

細野晴臣御大のInterFMのDaisy Holiday!という番組で高橋幸宏御大逝去に伴う追悼番組をやっていた。 高橋幸宏御大は私にとって音楽的に最も影響を受けた人の一人。合掌。

FM放送への高調波障害

日本の場合(76MHzから95MHz)のFM放送への高調波障害を考えると、 実は28MHz帯(28MHzから29.7MHzまで)がかなりヤバいのではないかと思っている。 なにせ3倍高調波が84MHzから89.1MHzに出てしまうので。 もちろん21MHz帯の4倍高調波とか、18MHz帯の5倍高調波も考えることはできるし、他の周波数でもあり得るが、 3倍高調波はフィルタなしに抑えるのがとても難しい。 50MHz帯のことを考えなければ、35MHzから70MHzまでで減衰するLPFを送信出力につければいいので、なんとかなりそうだが。 とはいえ100W通過できるローパスフィルタ作るのは大変なのでできれば避けたい。 (後述する同軸トラップが案外使えるかもしれない。)

仮に基本波が100W送信だと、不要輻射が-60dBの法定範囲内でも0.1mWの出力になってしまうため、 送信点から半径10mぐらいだと受信障害が発生してもおかしくない。 幸い今使っている周波数だと既存の大きな放送局(近距離のコミュニティFMを含む)からは外れている。 FT4の28.180MHzでも上の3倍高調波は28.184MHz × 3 = 84.552MHz なので、 世田谷区でも受信できるFMヨコハマの84.7MHzに対してギリギリで障害にならなさそうな感じ。 一方FM西東京の84.2MHzだとモロにFT8の周波数28.074MHz × 3 = 84.222MHz でヒットしてしまうので、ちょっと大変かも。

放送への受信障害は絶対に起こしてはいけないことであり、運用の際は注意が必要かもしれない。

同軸トラップ

伝送線路の途中にオープンあるいはショートのスタブを並列に入れて、 希望しない帯域を減衰させたり、インピーダンスマッチングを行うという定番の技術がある。 日本語では同軸トラップと呼ばれるらしい。 前述のFM放送への28MHz帯送信機の3倍高調波による障害は、同軸トラップを使うことで実用的に解消できる気がする。 Coaxial Stub Notch Filter Designerとか 同軸トラップフィルタの解説記事が参考になる。 28MHzのFT8対応だと、阻止帯域(84.2MHzあたり)のショートスタブを作って、通したい周波数(28.07MHzあたり)に対してリアクタンス補正をしてやればよさそう。

20230122

10mバンドオープン

予想通り朝から10m/28MHzバンドが開けていたので集中。 昨日同様そこそこ交信できている。 昨年末に購入したダイヤモンドアンテナの2.2mホイップHF10CLを出してきた。 これはなぜか10mだけでなく12m/24.9MHzバンドにもマッチングが取れる。 なのでときどき12mにも出ている。

とはいえFT8以外HFでは誰もアマチュア無線をやっていないような気がする。 10mのSSBとFMでCQを出したけど空振り。

12mバンドも局は少ないがそこそこ開けていた。 12mのSSBでCQ出したらAsiatic Russia (UA9/UA0) から呼んで来たけど残念ながらお断り。 昨年2022年2月24日以来、ロシアとベラルーシの局とは交信しないことにしている。ささやかな抗議。

ウクライナの局と10mで交信して10mでのOne Day WAC完成。 AF: EA8, AS: BY, EU: UR, NA: W, OC: VK, SA: LU というラインアップになった。 最初のEA8は02Zぐらいに東京だと見えてくる。面白い。 こちらの電波も到達していることは確認できていたので、交信の可能性はあると踏んでいた。予想通りになった。

HF運用を今の無線機Yaesu FT-710にしてから、終段が頑丈になった印象を受ける。 前の無線機FT-891に比べ、筐体が大きいせいか、FT8ぐらいの連続送信ではへこたれない感じになっている。 20世紀までの無線機よりは少しは強めに作ってあるのだろうか。よくわからない。 八重洲無線の無線機は必ずしも評判はよろしくないようだから。 昔FT1XDという無線機をスウェーデンに持っていって(米国免許に基づく運用許可を受けて)使っていたら、 いきなり送信が止まらなくなってバッテリーを外さない限り操作不能というインシデントが発生してしまったことがあった。 あれはやめて欲しい。手放してしまったけど。

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